天然木ミュージアム　木の店ステラ

店内を席巻する木製品によって、木という材料の柔軟さ、多様性に改めて驚かされる。

さまざまな木材は、どれも数百年を経て育ち、50年かけて自然乾燥されたもの。

自分で選んだ木を、自分好みの用途やデザインでオーダーメイドに仕立てる贅沢。

店の右手にある「天然木ミュージアム」の入口。活躍の時を待つ木材たちが眠る。

天然木を全面に活かした店づくり。店とミュージアム、工房が一軒に。

北の空に光る一等星のように。
世界にひとつの木製家具を作る

ログハウスの扉を開ければ、ふわりと漂う木の香り。
訪れる人を迎えるインテリアも、棚に並ぶ商品も、そしてその商品棚も、すべてが天然の木を使って作られた無二のものだ。

「現在、会津の広葉樹は伐採が許されていません。ここにあるアイテムは、私の父である先代が蓄えていた木材を使ったもの。奥会津の深い森の中で、数百年という時間をかけて育った原木。それを50年かけて自然乾燥させた、今となっては本当に貴重な木材です」。

テーブルにベンチ、座卓にシェルフ、椅子。積み木や木馬といったおもちゃ、箸やそば打ち道具などの日用品。星充さんの作品はどれも、木目や節、うろといったその木が持っている個性を伸びやかに活かしている。

家具などはほとんどの商品が一点ものだが、どうせなら実際に原木と対話してオーダーしたい。
店の右手の扉を開ければ、そこが「天然木ミュージアム」だ。

「ケヤキにトチ、セン、クリ……。かたちも大きさも、表情もさまざまな原木の中から、あなただけの木を選び出してください。最高の使い心地を有する、オンリーワンのアイテムをお作りします」。